かれこれ一時間近く林の中の同じ所を上ったり下りたり
何度も何度も・・・
さすがに疲れますです。
この日は、同業ではあるが大先輩のFさんと同行なのであった
Fさんは、初めてのフライという事で
道具は全て自分が貸したのでありますが
川に下りた時にロッドのティップが無い事に気付いた
というのでありますぅ・・・
林の中で落としたに違いないのでありますね。
という訳で、かなりのハアハア状態なのですが
中々めっかりませんのだー
ロッドは2本しか持って来てないので、というか
それしか持っていないもので・・・
最悪1本を交代でやるしかないなぁーと考えながら
頑張って探していると
めっけましたぁ
地面ばかりを探していたのですが、小枝にもたれかかった
状態で、落ちているっていうよりぶら下がってるって感じ
どうりで見つからない訳ですのだ!!
やれやれ。
再び川に下り立つと、広々とした美しい渓流が!
ここは、あの有名な?”K川”
そう、アマゴもどきが居るという川なのであります
なんかの雑誌に「アマゴが釣れるフライ向きの素晴らしい川」
として紹介されていたのでした・・・
これを見て、前年の96年に来てみました、釣れたのは
普通のヤマメだったのですが・・・。
漁協の人が何を思ったのかアマゴを放流していた為、ヤマメとの交雑により
”アマゴもどき”となってすっかり定着してしまっている川の様なのです。
早速開始・・と行きたいのですが・・・
今日は、「へっぽこ先生」をしなければならないのであった・・・
実際に川に向かって投げてみます、全然上手く説明出来ないし
説明した様に投げているのか分かりませんです・・・
「こうやって投げて・・フライを流すんですけど△×□・・・」
すると
なんだか良い感じで倒木の脇をフライが流れてしまっている・・・
なんと・出ちゃった!
しかも良型っぽいんだけど
Fさん「あ然」 自分は「もっとあ然」
でもって、初アマゴもどきだし!!
へっぽこ先生得意気ぇーー。
分かりづらいかもですが・・・
Fさんは、簡単に釣れるのだとこの時は思ったらしいのですが・・・
この後は二人とも釣れませんでしたぁー・・・こんなもんでしょうね・・・。
で、翌年5月、少し下流の区間をやってみました
なんだか沢山釣れちゃったのだ、しかも9割「アマもどき」
というか5月は釣れるんだよね・・・。
この区間は、以後数年間、年に3・4回も来る様になってたのでした
岩魚も時々釣れるのですが、普通のヤマメはもっと時々しか釣れず
ほとんどが「アマごどき」なのでした
すっかり定着してるというか、交雑すればする程普通のヤマメは居なくなって
いく様な気がするのですが・・・
最近はどうなんでしょうかねぇー。
作成日2007.2.18
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